建築設計事務所が提案する、時とともに愛されていく「素材の家」|ハウスメーカーとここが違う!

画像:河部圭佑建築設計事務所
建物を建てたい、と考えたとき、多くの人が展示場を巡り、ハウスメーカーのカタログを目にします。
そこで提案されるのは、メーカーが厳選した「標準仕様」の素材たち。
品質は安定していますが、「どこかで見たことがある」「なんとなく既視感がある」と感じることはないでしょうか?
一方で、建築家(設計事務所)や地域の工務店が手掛ける家には、ハッとするような個性や、心安らぐ独特の空気感があります。
その違いは、単なるデザインの差ではありません。
「素材に対する考え方と選び方」が、ハウスメーカーと建築家と工務店では根本的に異なるのです。
今回は、このエリアでワンランク上の家づくりを目指す方に向けて、建築家ならではの素材選びの視点と、ハウスメーカーとの決定的な違いについて解説します。
1. 「カタログから選ぶ」のではなく、「空間に合わせて編集する」
ハウスメーカーの視点:効率とクレーム回避
ハウスメーカーの素材選びは、基本的に「標準仕様カタログ」からの選択です。
ハウスメーカーが最も重視するのは「品質の均一化」と「クレームの回避(減点されないこと)」。
そのため、良くも悪くも傷がつきにくい、汚れにくいといった機能性を最優先し、本物の木や石に似せた「新建材(シート貼り建材)」が多用されます。
「誰が使っても失敗がない」反面、素材そのものの深みや感動はどうしても薄くなります。
建築家の視点:適材適所のクリエイティビティ
建築家(設計事務所)や一部の工務店には「標準仕様」が存在しません。
世の中にあるすべての素材が選択肢です。 予算配分を考えながら、「ここはコストをかけて本物の石を使おう」「ここはあえて下地材(ラワン合板など)をそのまま見せてコストを下げつつ、カフェのようなラフな雰囲気にしよう」といった柔軟な編集を行います。
「高い素材を使う」のが建築家ではありません。「安価な素材でも、組み合わせや使い方次第で雰囲気のよい空間にする」のが、建築家(設計事務所)の大切にしている事の一つです。
2. 「劣化」を嫌うか、「経年変化」を愛するか
ハウスメーカーの視点:完成時が100点満点
工業製品で固められた家は、新築時が最も美しく、時間が経つにつれて「劣化」していきます。傷や汚れはマイナス要素でしかなく、数十年後には単なる「古ぼけた家」になります。
建築家(設計事務所)の視点:時と共に「育つ」家
建築家(設計事務所)や一部工務店は、「経年変化(エイジング)」を美しさとして捉えます。
自然が身近な環境では、時と共に変わる無垢の床、錆びて味わいが出る真鍮(しんちゅう)の金物、雨風に耐えて風合いを増す焼杉の外壁など調和を楽しめる素材がたくさんあります。
「傷がついた」「色が濃くなった」──それを劣化ではなく、経年変化(エイジング)や家族が過ごした時間の証(あかし)として愛着に変える素材選びこそが50年間を通した家の評価に繋がります。

画像:ジュウニミリ建築設計事務所
3. 既製品の隙間を埋める「ディテール(細部)」へのこだわり
ハウスメーカーの視点:既製品のパズル
「巾木(はばき)」「廻り縁(まわりぶち)」「ドア枠」。
これらは通常、メーカー既製品のプラスチックや樹脂製部材が使われます。しかしこれらは主張が強く、空間を少し安っぽく見せてしまう原因になりがちです。
建築家(設計事務所)の視点:建物に入った瞬間の「何か他と違う」を生み出すこだわり
建築家は、こうした細部(ディテール)を大切に検討します。
「すっきり美しい」感覚的なこの言葉は長く家に住んでいく中で、かなり重要になります。人は「美しさ=正しさ」と無意識に捉えるからです。
既製品を使わず、大工さんの手仕事で極限まで細く木を加工したり、あるいは枠そのものを無くしたりして、視覚的なものをコントロールします。「なぜかわからないけれど、スッキリして洗練されて見える」。その正体は、こうした素材の端部に対する、建築家や作り手のこだわりなのです。
「性能の一つ先」を目指して「家」を作っていきましょう。
ありきたりの家ではなく、自分だけしか持っていない家を。
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