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朝倉の家Ⅲ　中庭のあるH形の家

泉竜斗建築設計

設計を考え始めるときに大事なことの一つとして、
周辺にどんな建物があるのか、どんな景色が見えるのか、気持ち良く過ごせる場所はどこなのか等、
「敷地のさまざまな環境に配慮する」ということを心がけています。
この家は、朝倉の家Ⅱの隣にあります。
奇しくも自分自身が設計した家が、配慮する環境の一部となっています。
朝倉の家Ⅱと同じように南側に広く庭を取ってもお互い気持ちよく過ごせないだろう。
さらに西側には細い通路もあり、人や車が通ることが予想されるので視線を遮る必要があります。
そこで、敷地の両端にしっかり2つの外壁を立て、中庭をつくるようにH形に建物を配置しました。
中庭があることで周囲を気にしない暮らしができ、個室とみんなのリビングにも程良い距離感が生まれます。
正面に伸びた2つの外壁は、屋根付きのガレージと駐輪スペースをつくり出します。
少しだけ変わった建築は、ごく普通の理由からデザインされています。

設計概要
設計期間： 2 0 2 2 年 2 月～
竣工年月： 2 0 2 3 年 7 月
家族構成： 夫婦＋子2人
建物構造： 木造 平屋
敷地面積： 8 8 . 0 2 坪（ 2 9 1 . 0 0 ㎡ ）
延床面積： 4 0 . 3 2 坪（ 1 3 3 . 2 7 ㎡ ）
　　住居： 3 1 . 9 3 坪（ 1 0 5 . 5 3 ㎡ ）
　　車庫： 8 . 3 9 坪（ 2 7 . 7 4 ㎡ ）
建築面積： 4 2 . 0 1 坪（ 1 3 8 . 8 6 ㎡ ）